刺繍がかわいい「小花バッグ」

刺繍
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わたし流アイデアの出し方「考えるより動く」

新しい作品を作る時、窓の向こうに広がる山と海を眺めながら、風の音と小鳥のさえずりに耳を傾けながら、開いたノートにそっと目を落とします。

そして、お気に入りのペンを右手に素敵なアイデアが浮かぶのを心穏やかに待つ。たくさんの自然に囲まれながら、、、

がしかし、残念ながらこのスタイルではな~んにも浮かんでこないのが私の物作りです。

そうなんです。
実は、「おっ!」と嬉しくなるような衝動に駆られるのは外にいる時が多いような気がします。

買い物先で何か物を見ている時や手に取った時に「おっ!」と何かが浮かぶ瞬間。
通りすがりの人のファッションに「おっ!」とふりかえってしまう瞬間。
スリスリしてくる猫に「おっ!」とその仕草をデザインしたくなる瞬間。

日常生活の中で目や手で感じることが楽しい作品作りへと繋がるようです。

やっぱり、「考えるより動く」がわたしには合っているみたいです。

皆さんは新しいアイデアどのように浮かんでくるんでしょう。気になるところです。

背広用の生地から生まれたバック

今日ご紹介するバッグは姉の買い物に付き合った時、ふと目に留まったバッグがヒントになって作りました。

帰る道すがら気になって、家に帰ってからもなんとなく忘れられなくて、
「じゃあ、作ってみよう!」                               

翌日、記憶をたどりながら形やデザインをノートに描いていきました。

描いてるうちに私の好みに大きく変化しましたけれど、これはとても嬉しい出会い!

こんなちょっとした出会いが私の創作意欲をかきたてるのです。

上の写真のバッグで使用している布は、なんと「背広用の生地」。

裁縫ができなくなったご近所のおばあちゃんから頂いたものです。

「あなたならいい物を作ってくれると思うのよ。」

きっとお高い生地なんだろうなと思うと使えなくて長いこと温めておりました。

忘れかけてた生地の存在を何かの拍子に思い出し、「あの生地を使おう!」とひらめく瞬間も不思議なことに突然やってきます。

刺繍で小さなお花をちりばめて

刺繍はシンプルな小花にしました。

畑に植えられてるお花のようです。

色は二色なので落ち着いた感じに仕上がりました。

ただ、気になったのはポケット。

口ギリギリまで刺繍をしたので手を入れる時に刺繍に手が当たってしまいます。

これは失敗!試行錯誤の繰り返しです。

ただ、失敗作は自分のものになるという意外な喜びもあるのです。

ポケット口より下に刺繍をほどこすことで刺繍に手が当たらなくなり、ついに出来上がり!

大きさ的にはたくさん入りませんが、お財布、手ぬぐい、携帯、化粧ポーチ、、、このくらい入ればちょっとした外出にはちょうど良さそうです。

出来上がった小花バックの一つは友人の手元にあります。

「使ってるよ~」という声は嬉しさやら照れくささやら励みになるやらです。

生地をくださったおばあちゃんの分まで喜んでいます。

ちなみにですが、出来上がったバッグがあまりにもかわいかったので、背広用の生地以外でも小花バッグを作ってみました。

色違いの小花バッグ

こちらはこちらで、かわいらしいバッグに仕上がりました。

よく見ると刺繍の小さい花も色んな種類があって楽しめそうです。

無地のワンピース、チュニック、カーディガンとスカートなど、少しシンプルな感じの洋服に合わせています。

この冬一押しのバッグですから他の何よりも目立ってもらいたくて。

ぜひ気に入っていただけたら嬉しいです。(wasako shopはこちらからどうぞ。)

何をするにもきっかけや出会いが大事。

でも、期待すると何も浮かばないので、「何かの拍子にポン!」が訪れるのを待ちながらきょうもできることをしていきます。

一押しのバッグには春の兆しを感じるまで活躍してもらいましょう。

この記事を書いた人
wasako

こけしと猫をこよなく愛する刺繍作家。刺繍、刺し子、布小物を中心に作品を作っています。
ぜひ、「手仕事のあるぼちぼち暮らし」を覗いてみてください。
minneのお店:wasako shop

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ワサコ日和

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