刺繍にはその時々の心が反映します。
何をするにもそうですが、刺繍も同じ。
気持ち次第でデザインも糸の色選びも微妙に変わります。
そもそも大好きな刺繍なのでついつい夢中になってしまいますが、ちょっぴりシンドイ日もあります。
そんな日は針を持たない!のが一番。
ボッ~としたり庭の草取りをしたりお買い物をしたり。
そしてまた針を持つ。
布と糸と針と私がぴったりと合わさったらその日の刺繍はなんだか嬉しい。なんだか楽しい。
愛嬌たっぷりの猫たち
前回の記事でも少しだけ紹介した「にゃんポーチ」ですが、ついに3種類出来あがりました。
猫の顔は同じ型紙を使っています。
三匹それぞれ顔の角度を変えてみました。
体には型紙はありません。
顔の位置が決まったら、こんな感じかな~と私の思うがままに体の線を描きました。
刺繍はたくさんの色を使っていますが生地と合わせながら何色系にするか考えます。
水色にゃんは青系、ダークベージュにゃんはピンク系、ピンクにゃんは淡い色系。
そこまで決まったら、さあ、楽しい刺繍のはじまり!
色使いの下書きはしていないので、目は何色にしようかな?アイシャドウは?ひげは?鼻は?体は?などなど、考えたり迷ったり笑ったりうなずいたりしながら直接刺繍していきます。
こうして誕生した個性的で愛嬌たっぷりの猫たち。
ドット柄の生地が猫をより一層可愛らしく引き立ててくれています。
「にゃ~ん」と鳴くより「ねえ、ねえ~」と今にも話しかけてきそうな魅惑的な目。
心奪われるのはどの猫でしょうか。
どの猫がお好き?
- 水色にゃん
青系の生地に青系の刺繍糸を多めに使った少しムスッとした猫ですが、ピンクのドット柄と相まって可愛く仕上がりました。
路地裏を歩いていると出くわす地域猫的存在。
存在感の大きさと安心感。どんな名前がつくのでしょう。
- ダークベージュにゃん
ピンク系の刺繍糸を多めに使った猫がダークベージュの生地に仲良く馴染んでいます。
水色のドットが猫の興味をそそります。
バッグの中に入れて持ち歩く時、ひょっこり顔を出して愛嬌を振りまくようなお茶目な「にゃんポーチ」です。
- ピンクにゃん
おすまし顔の猫が少し気取ってポーズをとっています。
もし、これを化粧ポーチとして使うなら「リップの色が少し濃いわね。」と的確なアドバイスをしてくれそう。
頼れるピンクの「にゃんポーチ」は大切な必需品となること間違いなしでしょう。
wasako shopにて3種類の「にゃんポーチ」販売中です、ぜひ。
にゃんポーチの6つのポイント
さて、「にゃんポーチ」は下の6つのポイントを詰め込んで作りましたので簡単にご説明します。
①見た目
無地とドット柄を合わせた明るい仕上がり。色とりどりの個性的で愛嬌のある猫の刺繍。
②サイズ
大きすぎず小さすぎず、「化粧ポーチ」を意識してバッグの中で邪魔にならないサイズ。
③開けやすさ
サーッとスムーズに開けられるようファスナーを使用。
④取り出しやすさ
手がすっぽり入って中のものが取り出しやすいように。
⑤マチ
6㎝のマチなので十分な安定感。立てて置くことができるので中身が見やすい。
⑥ポケット
小さな小物(アクセサリー、コンタクトレンズ、お薬など)が入れられるポケット付き。
以上、ポーチ作りの基本ですが良いところをたくさん詰め込みました。
リクエストによっては、タックやギャザーをいれてデザインを変えたり、パッチワークやハギレで思い切り布遊びしたり、ファスナーやがま口などの金具で味を出すなど、また一味違うにゃんポーチも作れます。
どこまでも欲張って作れるのが手作りポーチの醍醐味ですね。
こだわりを詰め込んで
何かを作った時の小さなハギレだったりお気に入りの布だったり、それらの布を生かして作れるのも手作りポーチの嬉しいところ。
良いところをふんだんに使って私だけの一点ものができると誰もがにやけてしまうでしょう。
完成した喜び、自分のものとして作った喜び、誰かのために作った喜び・・・。
こだわりを詰め込んだポーチには喜びもいっぱい詰まっているのです。
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