「バラの刺繍、またしてください。このバラ好きなんです~。」
バラ刺繍のテッシュケースをバッグから取り出しながら友人が言いました。
それは10年ほど前に私が作ったテッシュケース。
驚きました!まだ使ってくれてたなんて。
いつも持ち歩いてくれてるなんて。
言葉では言い表せない感動!
とても幸せな気持ちになりました。
久しくしていなかったバラ刺繍、しますよ!
今日から一週間はバラ刺繍をすることにしましょう。
さっそくひとつ、かわいいバラ刺繍のポーチを制作!
思い立ったら吉日です。
あまりの感動に、その夜、バラ刺繍のポーチを作りました。
勢いの良さに我ながら感心しました。
嬉しかったんです、ほんとに。
茶色の麻布に淡い黄色のバラ。
布が決まった時点で思い描くバラの色も決まったので、あとは何の迷いもなくバリオンステッチに没頭しました。
花びら一枚一枚をきれいに可愛らしく縫い上げていく時の流れ。
久しぶりのバラ刺繍、ん~楽しい。
友人のおかげで素敵な夜を過ごすことができました。
バラ刺繍のポーチは色違いも含めてwasako shopに出品していますので、ぜひチェックしてみてください!
バラ刺繍の基本手法「バリオンステッチ」
バリオンステッチはバラ刺繍の基本として習得したい手法です。
このふんわりとした立体感がバラを可愛らしくしてくれます。
糸は三本 針は通常のフランス針を使っていますが、バリオンステッチ用の針も販売されています。
①刺し始めは花芯となる中心からひと針すくいます。
②すくった分と同じ長さになるくらい針先に糸を巻き付けます。(5回か6回)
下に寄せて糸を指で押さえながら針を抜きます。
③糸を手前に引き締めてたるみをなくします。
④一目できました。となりにもうひとつ作れば花芯になります。
⑤花芯のまわりを弧を描くようにバリオンステッチをします。
糸を巻く回数はすくった分より少し多めが良さそうです。
糸を強く巻きすぎないことが大事。
⑥外側になるにつれ花びらが大きくなるので、すくう分は広く、巻く回数は多くなります。
だんだんと淡い色にすると自然な感じになります。
はい、可愛いバラがひとつできました。
⑦花びらをつけたら更に可愛くなりました。
がくも緑色の糸でバリオンステッチしました。
バラ刺繍に囲まれた生活はいかが?
ブラウスの襟に散りばめられたバラ
子供の頃、ブラウスの季節が待ち遠しいものでした。
白くて広い襟に散りばめられた花は、小さな花が二つ三つだったり、大きな花と小さな花がぎゅっと集まっていたり、それはそれはかわいいものでした。
中でもバラは特別でした。
バリオンステッチによって良い立体感がバラの華やかさを醸し出しているのです。
当然お出かけ用のブラウスでした。
日々の忙しさの癒し
仕事をしていた昨年まで、休日になると刺繍をしていました。
ポーチやバッグとか何かの形にするわけではなく、何気に針を刺しながら色とりどりの花が増えていくことに癒されていたような気がします。
振り返ってみると、やはりバラ刺繍が多いようです。
日々の忙しさの中でバラ刺繍は私の心の栄養だったのでしょうね。
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